フィルカンパニーが4月13日に発表した第一四半期決算と上方修正、自社株買いのトリプルコンボでホルダーの皆さんが大いににぎわっているのではないでしょうか??
早速決算短信を読む限りでわかる内容を簡単にまとめてみます☆
上期の大幅(前回予想り2.8倍)上方修正は明るい材料!?
フィルカンパニーが4月13日発表した「業績予想の修正」によると、
上期(第2四半期)の経常利益予想が前回の70百万円から195百万円に大幅上方修正されていました。
いきなり2.8倍!?
と思わず目を疑いましたが、どうやら事実のようです。
というのも、本来下期に入るはずだった竣工予定案件の一部が上期に前倒しになった分、売上高が伸びたのと、前期でテナント誘致を図っていたので、今期は経費も抑えられて利益を伸ばしたという説明でした。
じゃあ、売り上げが前倒しになっただけで、通期は変わらないんだね?
その通りです。
実際、今回の発表でも通期予想は前回のまま据え置きとなっています。
ですが、「将来の売上高となる第一四半期の受注が過去最高」ということも書かれています。
1Q受注高が過去最高!
「将来の売上高となる第一四半期の受注が過去最高」ということは、過去最高の受注=過去最高の売上になる可能性が高いということです。
そもそもフィルカンパニーという会社はコインパーキングの空中部分を活用して、建物を建て、そこにテナントを誘致するというビジネスモデルを展開している会社です。
実際、美容室など、駐車場と一体化されていることで利便性が高くなり集客増が見込まれる企業側や、単純に土地を駐車場として貸している土地オーナーさんとしては、駐車場と空中部分のテナントの賃料も取れるので、さらなる資産活用が期待されるwinnwinnのビジネスなんです。
しかし、この最高受注額をたたき出した要因は上記のビジネスモデルが素晴らしいだけでなく、住宅需要向けのガレージ付き賃貸住宅「プレミアムガレージハウス」が受注を順調に伸ばしているのです。
コロナ禍で都心エリアから郊外への転出も加速する中、効率よく駐車場と建物を活用できる技術はテナントだけでなく、一般ユーザーの住宅需要を満たしているということです。
さらには賃貸住宅だけではなく、趣味の部屋、隠れ家、オフィスと様々な需要に対応しており、今後も各所で伸びてくる可能性は非常に高いと考えられます。
ここにきての自社株買いが株価に与える影響は?
大幅上方修正、安定した受注高に加えて、なんと自社株買いまで発表しました!
今回はずいぶん攻めてきましたね・・・
発行株式の2.85%を取得すると記載されていますので、単純に償却されるなら長い目で見れば3%程度は株式が上昇しておかしくないと思いますが、これは短期的にはもっと上がる可能性はありますし、とはいえ元々PERの高い企業なので、そのあたりの成長性の予測や市場の期待感も考慮しなければなりません。
今買ったら株価はどうなる?どこまであがる?
では、実際株価はどうなるのか?について考えたいと思います。
私の見解では上方修正、過去最高受注、自社株買い、アフターコロナ需要を考えると、中長期では株価は上がっていくと予想します。
実際過去に郵便局と提携するという話題があがった時は連日ストップ高で9,000円台まで思惑買いがありました。
当時は郵便局の駐車場の空きスペースを全て施工するんじゃないか!?
等、噂も飛び交いましたが、実際はそこまでの効果はなく、株価はみるみる下がっていきました(´;ω;`)
今回もその教訓があるので、暴騰ということはなさそうですが、着実に成長をしていく会社だと思います。
チャートで株価予想
4月13日終値は2,251円。
日足はヨコヨコから緩やかな上昇基調。明日、株価が上昇し直近高値の2,560円を突破することができれば、Wトップを回避し、目立ったレジスタンスも見えないので、一気に3,000円を目指せる。
短期で早めに利確するならこのあたりか。
そうなると75日線も上向きになっていると思うので、長期ホルダーは3,500円まで狙ってみても面白いかもしれません。
私のように超長期ホルダーはずーーっと持っておきます笑
まとめ
4月13日に発表した内容のまとめは以下の通り
①第一四半期は将来の売上になる受注高が過去最高
②第二四半期の予想経常利益を大幅上方修正
ただし、下期の分が一部前倒しになったため。
③1株あたりの価値を高めるために自社株買い。
以上が本日のフィルカンパニー好材料でした。
私はホルダーなのでどうしても前向きにとらえてしまっています。
株価は思惑で上昇して、事実で下がります。
くれぐれも投資は自己判断でお願いしますm(_ _)m
コメント