「人間ドックでガン検診もしっかり受けたい」と思っても、費用面や時間がない、バリウムや胃カメラ、内視鏡が苦手…という理由できちんとガン検診を受けていない人が結構多いと思います。
私もそんな1人でしたが、「尿一滴で全身のがんのリスクが高精度で判定できる」検査方法が実用化されたと聞き、早速体験してきました。
「尿一滴でガンの判断ができる」半信半疑で申し込みしてみた
「全身のガンのリスクを尿一滴で判定!」
今回体験したのは、HIROTSUバイオサイエンスが提供する「N-NOSE」®。
わずかな量の採尿を自宅で行い、指定の検査機関や病院に持ち込みまたは送付するだけで、86%以上の精度で全身のがんの有無を判定できるという。
しかも、ステージ0やステージ1の早期のがんまで発見できるということで、痛みも苦痛もなく、精度の高い診断を受けることが可能になったという夢のような検査です。
仕組みとしては、線虫という虫を使い、がんの有無を調べるという方法です。
詳しくは公式HPか下記書籍をご覧ください
参照:ヒロツバイオサイエンス公式HP
HIROTSUバイオサイエンス | 線虫がん検査に関する世界最先端の線虫行動解析技術 (hbio.jp)
参考書籍:がん検診は、線虫のしごと~精度は9割「生物診断」が命を救う~ (光文社新書)
人間ドックや腫瘍マーカーでは下手すると丸一日、10万円程かかる内容を、この検査では採尿だけで完了する。
私もアラフォーになり、自身の健康、とりわけガンのリスクについて日頃から気になっていましたが、なかなか腰が重く、果たして検診が苦手な私でも本当に簡単に検診を受けることができるのだろうか?
また、FP業務の一環で医療保険やがん保険の相談に乗ることが多いのですが、実際この検診でがんの診断が簡単にわかるようになれば、よりがんのリスクを正確に把握し、提案できる幅が広がるのでは、という気持ちから、確認事項を事前に決めておきました。
■N-NOSEで気になっていること
【1】検査は予約から実施まで本当に簡単に行えるか?
【2】実際かかる費用はいくらなのか?
【3】検診の精度や報告はどのようなものなのか?
手軽なガン検診といえば、腫瘍マーカーが主流だと思いますが、原発性がんの早期発見には適していないということと、種類が限られていたりと、あくまで検診の補助という立ち位置が強かったのですが、果たしてどこまで手軽で正確な判定をしてくれるのか。
指定された病院に電話
N-NOSEの検査を受ける流れは以下の通り
- ①指定のN-NOSEステーション、もしくは指定の病院に電話をして検査キットを自宅へ郵送
- ②その際、持ち込みの日を決める
- ③2,3日後、検査キット到着
- ④持ち込み日当日の朝に採尿、提出
私は近所にN-NOSEの検査ができる指定の病院があったので、そちらに決定。
初めての「実用化すぐの検診」ということで、ドキドキしながら指定された病院に電話すると
「はい、N-NOSEのご予約ですね」
と、すんなりと対応。
住所・指名等を確認され、持ち込みする日を決定。
5分程度の電話で予約完了。
但し、現在予約は簡単に取れるようですが、検査結果は2カ月ほどかかりますとのこと。
検査は混んでいるようですね。ヒロツバイオさん、上場していたら株を買いたいくらいの人気。
検査キットが送られてきた!
電話から3日後、検査キットと説明書が送られてきました!
普通の健康診断の採尿セットと変わりません。
しいていうなら、量が少なくても良いです。
説明書を読んで、同意書にサインします。
断食等の必要はないですが、空腹、アルコールが残っていない状況が良いそうです。
前日は早めに食事を済まして、深酒はやめておきましょう。
N-NOSE注意事項まとめ
- がんが検出されてもされなくても、【確実】ではない。(86%の精度だそうです。)
- がんの部位や進行具合まではわからない。(ステージ0から発見はできる)
- 全額自己負担です。
- 体調不良・妊娠中・アルコール等で検査結果に影響が出ることがあります。
尚、採尿後2時間以内に指定期間に提出が必要なので、できるだけ近くの病院やN-NOSEステーションがおすすめです。
いざ病院に提出、支払いもこのタイミングで。
予約日当日、採尿後病院へ。
受付でN-NOSEの提出です、と告げるとすぐに受領。
簡単に中と同意書の確認をし、支払いへ。
金額は事前情報通り1万円でした。
お金を支払い、検査結果は2カ月後に自宅へ郵送と聞き、終了。
N-NOSE検査体験まとめ
- 病院へ予約の電話5分
- 採尿5分
- 提出・会計 5分
この手軽さと1万円という価格で全身のがん15種類・ステージ0から発見できるなら、正直半年に一回くらい受けても良いかと思った。
まだ結果が来ていないので精度はわからないが、おって検査結果が届き次第報告します。
N-NOSEについての詳しい内容はがん検診は、線虫のしごと~精度は9割「生物診断」が命を救う~ (光文社新書)をご参照ください。
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