損害保険の営業に女性がとても少ないのはご存じでしょうか?
生保レディというように、生命保険のセールスは女性が多いのはご存じだと思います。
損保の営業って男性社会でしょう?
転職したいけど、営業はちょっとなぁ…
生保も損保も多くの営業マンを見てきましたが、私は女性のキャリアアップは損保の営業の方が絶対におすすめだと考えています。
実際に損保の女性営業マンは数がおそらく20人に1人いるかいないか、5%程度だと思いますが、成功されている方はかなり多いです。体感的には8割程度の方が望むべき未来を手に入れているのではないでしょうか。
今回はそのような実情も踏まえて、おすすめする理由を10個挙げてみました。
それでは1つずつ解説していきます。
女性の転職なら損保の営業がおすすめな理由10選
もしあなたが現在、転職やキャリアアップを考えているなら、候補の1つにぜひ損害保険の営業という選択肢を入れてみてください。
損保の営業をおすすめする理由10選は以下の通り
- ライフステージに合わせた働き方ができる
- ハラスメントが少ない
- 収入が安定する
- ベースマーケットが不要
- ライバルが少ない
- キャリアの選択肢が多い
- お客さんを選べる
- 営業経費が少ない
- 過去の経験が関係ない
- 自己実現の欲求が満たされる
上記の中に1つでも重要視している項目があればぜひ最後まで目を通してください。
*自分が何を重要視していいかわからない場合は以下の書籍に目を通して、自分の適職や自己分析を行ってみることもおすすめします。
①ライフステージにあった働き方ができる
損害保険の営業は、時間が自由です。というか、時間が自分で決められるんです。
もちろんお客さんがあっての仕事ですが、生保のように土日や夜しか会えない人は少なく、基本的に法人マーケットを狙うので平日9-17時、かつ法人の社長や役員は忙しいので、アポイントの時間もきちんと決まった時間に短時間での商談になります。
結果として、自分でペースを決めることができますし、ご家庭やお子様の都合で定時で必ず帰ることはもちろん、急に休む、昼から出勤する、という柔軟な働き方ができます。
実際、損害保険の営業で活躍されている女性はほとんどご家庭のある方です。
むしろ転職の動機として自分で時間が調整できるという点で選ばれている方が多いようです。
②ハラスメントが少ない
どの企業もそうですが、各種ハラスメントに対して法令遵守は当然です。。が、実際は社長や上司の人柄、企業風土により、なぜか企業ごとにボーダーラインが違うのが現実ではないでしょうか?
そんな中、一般的に損害保険の会社は同じ保険、金融業界でも法律を根拠に作られている保険商品や訴訟関係に敏感であるということもあり、基準が圧倒的に厳しいです。
セクハラ・パワハラ・マタハラ・LGBTへの理解、等徹底的に指導されており、且つ違反者は重いペナルティが設定されています。
当然、社内だけではなく、社外でそのような被害にあった場合はきちんとした対処をしてくれます。
③収入が安定する
損害保険の営業の給与形態は会社にもよりますが、【基本給+歩合】というケースが多いです。
大切なことが、この歩合の部分が損害保険の場合、平準型であり、損害保険は基本的に毎年更新継続型であるということです。
生命保険は一般的にL字型とよばれる歩合で、例えば年間で100万円払ってもらう保険を契約した場合、会社にもよりますがその50%の50万円を1年間で支払いますよ、その代わり、来年以降は3%の手数料になりますよ、という歩合になっています。
損害保険の場合は、例えば100万円の契約なら、20万円の手数料を来年も再来年もずっと払い続けますよ、という手数料体系になっています。
ですので、生命保険は毎年毎年新規契約を挙げ続けなければなりませんが、損害保険は手数料が積みあがっていく仕組みなので、更新さえすればずっとその手数料がもらえます。
お客さんの数に比例して収入が増えていくという利益率20%のストックビジネスの形態をとっているところが大半です。
*手数料率、給与形態については一般論で会社によって異なります。
*今後の損保業界の展望については下記の記事をご参照ください。
④ベースマーケットが不要
これが一番よく聞かれる質問なのですが、友人、知人、家族への営業を迫られるのでは??と考えている方も多いと思いますが、損害保険は基本的に友人知人売りはありません。
そんなことをしていたらすぐに枯渇してたちまち離職に追い込まれます。
あくまで損害保険は0から新規を獲得していく営業と考えてください。
もちろん、知人・友人の自動車保険や火災保険を見ることもありますが、こちらがプロなので、相手もそれならよろしく、という感じで言われるケースばかりです。
損害保険の営業は、ニーズ喚起が生保よりも少なく、
「入る必要があるけど、後回しにしている人を見つける」
という仕事です。
⑤ライバルが少ない
生保業界と比べて、圧倒的に人数が少ないです。
実際周りに生保と損保の経験者どちらが多いですか?
損保の営業はデータ上結構いることになっていますが、その大半が新規の活動はしていない、既存顧客の更新だけで食べている人達です。
且つ、高齢化が進んでいるので、今の時代に即した保険の商品や、知識も正直遅れていることが多いです。
まさに今、ネットやSNSを使って最新の情報をキャッチできる人材こそ新規を開拓できる余地があります。
加えて、その中でも女性が本当に少ないです。体感としては5%というところじではないでしょうか。
男女の差は能力には全く関係がありませんが、それでも女性社長や女性管理職で保険の担当をされている方は、女性の方が安心できるというケースも多いですし、単純に珍しいので、多くの経営者は新しいもの、珍しいものに耳を傾ける傾向があるので、チャレンジしている人はきっと応援してくれます。
⑥キャリアの選択肢が多い(メリット/デメリット解説)
「損害保険の営業の仕事」は働く場所が多様です。
最初は多くの方が「損保会社の営業」か「大型代理店の営業」からスタートをされることと思います。
ここで、そこそこ営業ウーマンとして働いていると自然に選択肢が増えてきます。
3~5年働いていると引く手数多になります。
- そのまま直販社員として働く
- 大型代理店に移籍する
- 小型代理店に移籍する
- 独立して代理店の社長になる
- 仲間と一緒に代理店を経営する
どの選択肢にもメリットとデメリットがあります。
働き方 | メリット | デメリット |
---|---|---|
保険会社の直販社員 | 基本給+歩合で給与安定。福利厚生も充実。 | 基本1社の商品しか扱えない |
大型代理店 | 手数料率が高いので手取りの収入は増える 複数社の保険商品が扱える | 移籍や独立をしたくなった時、顧客を 連れていけない場合がある |
小型代理店 | 一緒に成長していける | 安定度は低い |
独立(代理店店主) | 夢の起業家。自由度MAX。 | 全てが自己責任。 |
仲間と一緒に独立 | 志が同じ仲間とリスクも成長も共有しあえる | 方向性の違いが出た時にどうするかを 決めておく必要がある。 |
上記は一例ですが、お客さんを連れて独立できるという土台や、逆に大きな企業で安定しながらも、自由な時間を得る、というように多くの選択肢から選べるようになります。
⑦お客さんを選べる
これも働く上では重要ですね。
やはり小売業やサービス業はどうしても合わないお客さんもいますし、ある程度つきあっていかなければならない、というところもありますが、損保の営業は「自分が合わない人」はそもそも契約をしなければ良いですし、逆に好きなお客さんのことに集中できるので、無駄な付き合いは一切省けます。
また、損保の営業はペコペコしていては務まりません。「丁寧に、謙虚に、しかし言うべきことははっきり言う」これが基本です。実際事故が起きた時に、用意をしてもらう書類等が適当では出る保険金も出ません。そこは士業やコンサルタントと同様、毅然とした態度をとりましょう。
そうすることで信頼も得ることができます。
⑧営業経費が少ない
⑦の項目にも書きましたが、無駄な付き合いや、過大な気遣いは損保の営業は不要です。
それよりも細かな気遣いや適切な情報提供の方が喜ばれます。
接待や飲み会も優績な人ほどやっていないのではないでしょうか。
弁護士や司法書士がクライアントにしませんよね。
また、そもそも特別な利益供与はコンプライアンス上規制されています。
また、御用聞き営業でもないので、無駄に交通費と時間を使ってお客さんを訪問する等はなく、用件があればきちんとアポイントを取って伺う、ということが礼儀であり、特に忙しい法人の社長や経営者にはその方が喜ばれます。
⑨過去の経験が関係ない
損害保険の営業は様々な人が活躍しています。
年齢も20代~50代で転職されてくる方。
前職は営業もいますし、販売員、公務員、事務、資格を目指していた学生
運動部も、帰宅部も、高卒も大卒も
本当に多種多様な方が働き、それぞれが結果を残しています。
例えば育児のためにキャリアのブランクがあったり、専業主婦から損保の営業を始めてすでに独立されている人もいます。
「損害保険を大学で勉強してきましたー」なんていう人は0人なので、スタートラインは皆一緒です。ですから、先輩もその時の気持ちがわかる人が多く、優秀な人ほど、丁寧に教えてくれる傾向があるでしょう。
⑩自己実現の欲求が満たされる
あなたが働く理由は何ですか?
お金が欲しい、たくさん稼ぎたい、やりがいが欲しい、社会とつながりたい、
様々な理由があると思います。
損害保険の営業は前述したようにキャリアの選択肢が多様で、安定志向の方から、独立まで自由に選べます。
なりたい自分に自分で決めてなることができます。
自己実現欲求・自己肯定感の高め方については下記書籍がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あなたがもし今、就職や転職を考えていて、
これからは会社に縛られない働き方がしたい
正当な評価、正当な対価がもらえる仕事がしたい
起業をしてみたいけど、いきなりは不安だなぁ
このような考えがあるならば、損保の営業がおすすめです。
実際、成功できるのか?という疑問は当サイトで1つずつ営業で成功するコツを紹介していますので、ぜひ必要な記事をブックマークしていただき、繰り返し読んで実践してください。
あなたの人生に成功をもたらす一助になれれば幸いです。
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