チームのメンバーがなかなか思った通りに動いてくれません。相手を傷つけるのも嫌ですし、自分が嫌われるのもちょっと…何か部下を動かす良い方法はありませんか??
チームのメンバーや部下がなかなか思った通りに動いてくれなかったり、成果物がに満足できないことってよくありますよね。
「もちろんアサインが悪いのもわかっているけど、もう一歩先を見通して仕事をしてほしい!!」
今日はそんな課題を解決する魔法の口癖、「Yes,and」を使ったコミュニケーション術を解説します。
コミュニケーション力の磨き方を一から学びたい方はベストセラー「伝え方が9割」がおすすめです☆
Yes,and話法を使ったコミュニケーション術
うまくいかない「Yes,but」話法
部下とのコミュニケーションでよくあるケースを紹介します。
あなたはどれに当てはまるでしょうか。
取引先へのプレゼン資料を部下が持ってきたが、自社商品導入後のメリットを伝えるページが少なかった。
その場合、あなたは部下に何と伝えますか?
これじゃだめだよ。お客さんのメリットをもっとちゃんと伝えないと。やり直してきて。
OK、ありがとう。
(でもこれじゃメリットが伝わらないな。あとで足しておこう)
OK、ありがとう。
でも、相手のメリットが伝わりにくいね。
足しておいて。
以上3つのうちあてはまるものはありましたか?
①はさすがに今の時代減ってきていると思いますが、頭ごなしに即否定では部下のモチベーションと生産性は下がり続けます。
②はその場では誰も傷つかず、さらには修正をすることでプレゼン資料も良くなるかもしれません。しかし、部下からすると勝手に修正されていることにプライドを傷つけることになるかもしれませんし、直接言ってくれれば!と信頼関係にひびが入ることも考えられます。
③これがおそらく今の日本で一番多い回答ではないでしょうか。
一度肯定して、そして指摘はきちんとする。少し前の教科書に書いていそうな内容ですね。しかし実際は上司はきちんと肯定したつもりでも、受け取る側は最後の一行しか頭に残らず、結果として「否定された感」が残るのです。
【Yes,but】ではなく、【Yes,and】を心がける
では、もう何を言っても無理なのでは?
というより、そこまで部下に気を遣う必要ありますか?
大丈夫です。そこで人が動く魔法の口癖
「Yes,and」法を使います。
上記の例にYes,and話法で答えるとこのような感じです。
OK、ありがとう。
これでいいね!
そして、相手のメリットが伝わるスライドを足しておいて!
この場合は「そして」でも「それから」でも良いでしょう。
ビジネスコミュニケーションの基本マトリックス
現代社会では上司部下、同僚、取引先、様々なシーンで言葉を選び、より良い関係を構築しなければならないと思っている人が多いと思います。
その際、上記のコミュニケーションにおいて基本となるマトリックスを頭に描いてください。
上手な伝え方というのは黄色塗りつぶし部分、つまり
自分の主張もしっかり伝えながら、相手も村長することができる
この点を押さえて伝えると、自分の主張がきちんと伝わり、且つ相手も動いてくれるようになります。
その手始めとして「Yes,and」話法をご活用ください。
ポイントは接続詞を「そして」に変えるとおのずと使えるようになります。
まとめ
チームのメンバーにきちんと考えを伝え、行動に移させるためには「Yes,and」話法が良い
よく使われる「yes,but」法ではうまくいかないことが多い。
なぜなら人は最後に否定が入ると全てが否定されたと感じてしまうから。
具体的なYes,and話法の使い方としては、
「いいね!そして(それから)〇〇を足しておいて」
これだけです。
日常的に使う接続詞を「そして」に変える。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
このようなコミュニケーションの基礎を体系的に漫画でわかりやすく学ぶことができる
も合わせてお読みください。
コメント